子供のための歴史講座03:クレオパトラ

注)この記事は以前のブログの転載記事です。

いや〜乱世乱世。時は紀元前51年。今から2000年も前だ。日本では「古事記」や「日本書紀」の時代で、大和朝廷よりも前の時代だぞ。エジプトの国王が亡くなって、長女のクレオパトラさんは弟のプトレマイオスくんと結婚して王位に就いた。



娘「え!?姉弟で結婚するの?」

昔は王族の血を守るために、兄弟で結婚するのは珍しくなかったんだ。クレオパトラさんはお隣のローマ帝国と仲良くしないとエジプトは危ないと思って、仲良くしだす。だけどプトレマイオスくんは、ローマ帝国を嫌っていて姉弟ケンカが始まる。これなエジプトを二つに分けて、内戦になるんだ。
※プトレマイオスくん


娘「なに?姉弟で結婚して、次は戦争?」

ちなみにクレオパトラさんのお姉さんは、お父さんと戦争をしている。それはともかく、クレオパトラさんは負けそうになって追い詰められる。さらにローマ帝国から皇帝のカエサルくんがやって来て、戦争を止めさせようとするんだ。そこでクレオパトラさんは皇帝カエサルくんにプレゼントを贈る。寝具に自分を包んで届けたんだ。
※カエサルくん

カエサルくんは、英語だとジュリアス・シーザーって呼ばれている人ね。

娘「いやいや、なにそのラブコメみたいな流れ!」

でも効果は絶大で、カエサルくんはクレオパトラさんにメロメロになってしまい、プトレマイオスくんは怒ってカエサルくんを攻撃する。そしてプトレマイオスくんが殺されてしまい、クレオパトラさんは再び女王として君臨するのだ。そしてクレオパトラさんは、もう1人の弟と結婚する。

娘「もうヤダ、この展開」

ところが、カエサルくんは暗殺されてしまう。「ブルータス、お前もか」ってやつだ。その後アントニウスくんが皇帝になると、クレオパトラさんにローマに来るように命じ、会った途端にメロメロになってしまう。
※アントニウスくん

娘「ローマにはダメ男しかいないのか」

アントニウスくんはローマ帝国を繁栄させるけど、外国ばかりに行って反感をかってしまうんだ。皇帝はローマを見捨てたのか?ってね。そしてローマのオクタウィアヌスくんが、皇帝アントニウスくんを相手に戦争を始める。

娘「さっきから、結婚と戦争しかしてないね」

そう言うな。当時は結婚も戦争も大事な政治なんだ。アントニウスくんは戦闘の中で、クレオパトラさんを守って船に乗せて逃す。そして自分もクレオパトラさんの後を追う。

娘「おお!カッコいい」

しかし部下が置き去りにされたので、女の尻を追って逃げた皇帝と言われる。

娘「やっぱりダメ男だ」

そしてアントニウスくんは、クレオパトラさんが死んだと聞かされて、自殺してしまう。しかしその知らせは誤報で、クレオパトラさんはピンピンしてた。

娘「リア充はダメだ」

クレオパトラさんは捕らえられ、絶望してしまう。そして隠し持っていたコブラに体を噛ませて、自殺しましたとさ。おしまい。

娘「なんでコブラ?しかもアホっぽい」

今の感覚だとアホみたいだけど、当時は真剣だったんだ。こうやって歴史は積み重ねられるんだよ。そしてこの手の歴史は繰り返さらるんだ。続きは、また今度ね。



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エジプトにちなんでピラミッドグリルです。

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